ゆるキャン△ 聖地巡礼ガイド

『ゆるキャン△』(C-Station、2018年)は、アニメ聖地巡礼という観光ジャンルの中でも、かなり理想的な部類に入る作品だ。この手のガイド記事の多くは、「ファンはこう信じている」「おそらくこれがモデル」「制作サイドは一度も認めていない」といった留保を挟まなければならないことが多いが、この作品にはそれがほとんどない。作者は実際にキャンプ場に足を運んで取材をしてから作画しており、それらのキャンプ場のいくつかは、その後シリーズと公式にコラボレーションを行っている。「作者自身による取材が確認されている」上に「今も続く公式のコラボがある」という組み合わせは珍しく、まさにこれこそが『ゆるキャン△』を日本国内でもっとも人気のあるアニメ聖地巡礼作品のひとつにしている理由だ。

実用的な旅行コンテンツとの相性も抜群にいい。このガイドで紹介する場所はどれも、実際に宿泊予約をしたり、実際に登ったりできる本物の場所であり、キャンプ道具のガイドやキャンプ場予約に関するコンテンツへも自然に、無理なくつなげられる——旅行を計画している読者がまさに探している情報だからだ(現時点でアフィリエイトリンクはまだ設定していない。記事末尾の注記を参照)。

以下では、山梨県・静岡県にまたがる本栖湖・富士宮エリア、おおむね富士山の南西側に集中する、もっとも重要な3つの実在スポットを紹介する。

浩庵キャンプ場——本栖湖 公式

浩庵キャンプ場(浩庵キャンプ場) 写真: funk bass(Wikimedia Commons、CC BY 3.0)。出典

どんな場所か: 富士五湖のひとつ、本栖湖(山梨県南巨摩郡身延町)の湖畔に直接面した、小規模な民営キャンプ場。『ゆるキャン△』を象徴するもっとも有名なロケ地であり、湖越しに富士山を望む湖畔のテントサイトは、まさにここを直接描いたものだ。

確認状況: 公式に確認済み。作者はシリーズの制作にあたり、実際に浩庵キャンプ場を訪れて取材しており、キャンプ場側も『ゆるキャン△』との公式コラボイベントやグッズ展開を行っている。ファンが後から結びつけた場所ではなく、双方が公式に認めている場所だ。

座標: 35.473189, 138.574807

アクセス: キャンプ場まで直接乗り入れる公共交通機関はない。もっとも一般的なのは車で、河口湖駅からおよそ25分。車がない場合は同駅からタクシーを使う方法もあるが、この距離だとそれなりの料金になる。タクシーはキャンプ場で待っていてくれないため、その方法を使う場合は事前に帰りの迎車を手配しておこう。

訪問時のマナー: 浩庵キャンプ場について、どのガイドでもはっきり言っておくべきことがひとつある。ここは実際に営業している民営の有料キャンプ場であり、写真を撮るために自由に立ち入れる公共の湖畔公園ではない。 宿泊であっても日帰り利用であっても、キャンプ場所定の料金を支払う必要がある(日帰り利用の条件はキャンプ場によって異なるため、無料で立ち寄れると思い込まず事前に最新のルールを確認しておきたい)。場内に入ったら、そこにいるほとんどの人は実際にキャンプを楽しみに来ている有料の利用者であり、聖地巡礼写真のエキストラではないことを忘れないように。利用中のサイトの近くでは静かに過ごし、誰かのテントサイトのど真ん中に三脚を立てたりせず、自分のキャンプ場を他人にどう扱ってほしいかを考えて湖畔を利用しよう。

ふもとっぱらキャンプ場 公式

どんな場所か: 静岡県富士宮市にある、広大な草原が広がる大規模キャンプ場。富士山を背景にした開放的な草原の景観で知られている。作中では、浩庵の親密な湖畔の雰囲気とは対照的な、もうひとつの実在するキャンプ地として登場する。

確認状況: 浩庵と同じ理由で公式に確認済み。作者による現地取材と、キャンプ場と作品との公式コラボレーションが行われている。

座標: 35.400423, 138.561222

アクセス: 車で本栖湖からおよそ15〜20分と近く、浩庵キャンプ場と同じ日程で組み合わせやすい。遠方から車で向かう場合、最寄りの高速道路インターは東名・新東名高速の富士ICまたは新富士ICになる。浩庵と同様、車がほぼ必須であり、徒歩や電車で行ける場所ではない。

訪問時のマナー: 浩庵と同じルールが当てはまる。ここも民営の有料キャンプ場であり、無料の撮影スポットではない。ふもとっぱらは、あえて森に戻さず開放的な草原環境を維持するための管理・保全活動も行われており、その維持管理も入場料の一部でまかなわれている。指定された通路とサイト内にとどまり、ドローンできれいな絵を撮るために区画外の草を踏み荒らしたりしないこと。そして繰り返しになるが、そこでキャンプをしている人たちは景色の一部ではなく、利用者=ゲストである。

天子ヶ岳(てんしがだけ) 公式

どんな場所か: 静岡県富士宮市、田貫湖・朝霧高原エリア近くにある実在の山。上記の2つのキャンプ場とは違い、ここはテントを張る場所ではなく登山をする場所だ。作中でも、キャラクターたちが通り過ぎたり、その付近でキャンプをしたりする舞台として直接描かれている。

確認状況: 作中に描かれた場所として公式に確認済み。

座標: 35.329167, 138.536667

アクセス: 登山口へは田貫湖・朝霧高原エリア経由で向かうことになり、登山口までは車がほぼ必須——電車やバスで便利にアクセスできる手段はない。そこから先は舗装された遊歩道ではなく、本物の登山道になるため、それに見合った準備をすること。しっかりした登山靴、重ね着できる服装、水、そして自分の体力と経験レベルに見合った現実的な計画が必要だ。

訪問時のマナーと安全: ここは正真正銘の山岳地形であり、アニメとのつながりの有無にかかわらず、どんな登山道とも同じ敬意を払うべき場所だ。

訪問プランの立て方:キャンプ場を先に、山は別枠で

このガイドをもとに旅程を組むなら、2つのキャンプ場は自然に組み合わせやすい。浩庵とふもとっぱらは連続して訪れられるほど近く、どちらも週末や秋冬のハイシーズン(このアニメ自体、寒い季節のキャンプを世に広めた作品としても知られている)には予約が埋まりやすい。天子ヶ岳は、実際の登山準備が必要な、まったく別枠の外出として計画しよう。キャンプの設営と同じ日に軽く付け加えるようなものではない。

(関連するパートナープログラムが稼働し次第、キャンプ場の予約リンクやギア関連のアフィリエイトリンクをここに追加する予定)

よくある質問

ゆるキャン△の聖地は、本当に実在する場所として確認されているのですか?それとも他のアニメ聖地のようにファンの推測ですか? 本当に、公式に確認されています。作者はこれらのキャンプ場を実際に取材してから作画しており、浩庵キャンプ場とふもとっぱらキャンプ場は、どちらも作品との公式コラボレーションを行ってきました。アニメ観光の中でも、もっとも裏付けがしっかりしている事例のひとつであり、ファンによる推測ではありません。

浩庵キャンプ場やふもとっぱらキャンプ場には、写真を撮るためだけにふらっと立ち寄ることができますか? できません。どちらも民営の有料キャンプ場です。入場・キャンプ料金の支払いが必要で、実際にキャンプを楽しみに来ている有料利用者への配慮も欠かせません。彼らは景色の一部ではありません。

これらの場所を訪れるのに車は必要ですか? はい、3カ所すべてで必要です。浩庵キャンプ場(河口湖駅から車でおよそ25分)にもふもとっぱらキャンプ場(本栖湖から車で15〜20分、富士IC・新富士IC付近)にも直接乗り入れる公共交通機関はなく、天子ヶ岳の登山口も田貫湖・朝霧高原エリアを経由して車で向かうことになります。

天子ヶ岳は本格的な登山ですか、それとも気軽な散歩ですか? きちんとした装備と準備が必要な、本物の登山道として捉えてください。登山靴、適切な服装、水、そして自分の経験レベルに見合ったルート選びが必要です。舗装された観光用の遊歩道ではありません。

浩庵キャンプ場とふもとっぱらキャンプ場を1日で両方訪れることはできますか? はい。車でわずか15〜20分ほどしか離れていないため、両方を組み合わせて1回の旅で訪れるのは一般的な楽しみ方です。

訪れるのにおすすめの季節はありますか? この作品は寒い季節のソロキャンプと強く結びついているため、晩秋から冬にかけての時期は雰囲気を楽しみたい人に人気だが、両キャンプ場とも通年営業している。予約状況や天候、特に標高のある場所での冬キャンプの条件については、予約前に最新情報を確認しておこう。


出典: 浩庵キャンプ場およびふもとっぱらキャンプ場と『ゆるキャン△』との公式コラボレーションに関する公開情報、および作者の現地取材に関する一般的な報道。座標・アクセス経路・現在の料金は、キャンプ料金や予約システム、季節ごとのアクセス状況が変わる可能性があるため、旅行前に各キャンプ場の公式情報で直接確認してほしい。